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 認知症について考える
 ⇒ 1.認知症は、身近な病気である
 ⇒ 2.物忘れと認知症の違いとは…?
 ⇒ 3.認知症はどういう病気なのか?
 ⇒ 4.中核症状と周辺症状を知ろう!
 ⇒ 5.認知症の原因となる病気を知る 
 ⇒ 6.認知症が疑われる行動の変化 
 ⇒ 7.認知症支援での困りごと
 ⇒ 8.認知症進行で高まるリスク
 ⇒ 9.援助におけるちょっとした技術
 ⇒10認知症の身近な相談窓口
 ⇒11成年後見制度とは?
 
1.認知症は、身近な病気である
 (1)日本の現状(厚生労働省)  
 認知症の最大の危険因子は「加齢」といわれています。
 65~69歳での有病率は1.5%ですが、以後5歳ごと倍に増加し、85歳では
 27%に達しています。現時点で、我が国の65歳以上の高齢者における有
 病率は8~10%程度と推定されています。
 また認知症の方の数は、2010年時点では200万人程度といわれてきまし
 たが、専門家の間では、すでに65歳以上人口の10%(242万人程度)に
 達しているという意見もあります。
 今後、高齢者人口の急増とともに認知症患者数も増加し、2020年には
 実に「325万人」まで増加するとされます。
 (2)東京都の現状
 都内の要介護(要支援)認定データを用い
 65歳以上の「認知症高齢者の日常生活自
 立度」がⅠ以上の割合を集計した所、65歳
 以上人口(約259万人)に占める割合は、
 12.5%となっています。
 また、見守りまたは支援の必要な認知症
 高齢者(認知症自立度IIa以上)は、都内に
 約23万人の見込みです。
 (3)江戸川区の現状
 在宅で介護サービスを利用している方の
 うち、認知症の方の割合は、「51.9%」で
 あり、5段階ある要介護度が重くなるほど
 その割合は高くなっています。
 要介護4の方では「73.5%」、要介護5の方
 では実に「84.0%」となります。 
        ⇒厚生労働省 「みんなのメンタルヘルス」 
        ⇒東京都福祉保健局「東京都高齢者保健福祉計画
        ⇒第5期介護保険事業計画及び熟年しあわせ計画(PDF)
⇒上に戻る 


2.物忘れと認知症の違いとは…? 
「他人の名をうっかり忘れる…」、 「昼食に食べたものが思い出せない…」
こういった物忘れは、記憶力や集中力、注意力の低下から起こるものが大半で、単なる脳の老化が原因です。
使っていない筋肉が衰えていくように、脳も働かせなければ弱ってくるのは当然です。このように忘れっぽくなるのは確かに困ったことですが、病気による現象ではありません。
これに比べ認知症では、人の名前どころか、その人と自分の続柄や関係までがわからなくなってしまいます。また、「昼食に何を食べたか」はもちろん、「食べたこと自体をすっかり忘れている」、「覚えていない」ということも多くあります。
その部分の記憶自体が抜け落ちてしまい覚えていない。
認識・記憶・判断などの知的能力が障害を受けて、社会生活に支障をきたしている状態のことを指しています。
   (例えば…)  
⇒出来事の全部を忘れる
 朝食内容だけでなく、朝食を食べたという事実そのものを忘れる。
⇒記憶障害だけでなく、判断力が低下
 ごく基本的な情報を忘れ正しい判断ができなくなる。
 例えば、味を甘くしたいと考え塩を入れようと判断など、基本的な
 調味料の役割が分からなくなる。
⇒物忘れの自覚がない
 大きな物忘れをしても、自分が物忘れをした自覚がない。
⇒物をなくした時に、思わぬ発想をするようになる
 物が見つからない時に自分が無くしたとは考えず、誰かが家に
 入り盗んだと強く思い込む。被害妄想を始め思いもよらない発想
 をすることが増えてくる。
⇒季節の感覚がなくなる
 夏なのに冬物を着ようとする。何を着てよいか分からなくなる。
⇒作り話をする
 現実的にはありえない言い訳をしてでも、自分の判断が正しいと
 その場を取りつくろうとすることが増える。
⇒性格の変化が現れる
 我慢が利かなくなり、ちょっとしたことでも興奮され、暴力をふるう
 ようになる。

 老化によるもの忘れ  認知症のもの忘れ
 体験の一部分を忘れる  体験の全体を忘れる
 記憶障害のみがみられる  記憶障害に加えて、判断の障害や実行機能の
 障害がある
 もの忘れを自覚している  もの忘れの自覚に乏しい
 探し物も努力して見つけようとする  探し物を誰かが盗ったということがある
 見当識障害はみられない  見当識障害がみられ、時間や日付場所などが
 わからなくなる
 作話はみられない  しばしば作話があり、場合わせや話のつじつま
 を合わせることがみられる
 日常生活に支障はない  日常生活に支障をきたす
 きわめて徐々にしか進行しない  進行性である
東京都高齢者施策推進室「痴呆が疑われたときに―かかりつけ医のための痴呆の手引き」より
⇒上に戻る 


3.認知症はどういう病気なのか? 
認知症とは、なんらかの原因によって、「いったん正常に発達した知的機能が、持続的に低下し、社会に支障をきたすようになった状態」を言います。
認知症というのは、症状であって病名ではありませんので注意が必要です。
日本では従来、脳血管性認知症が最も多いとわれていましたが、近年ではアルツハイマー型の認知症割合が増加しています。

(痴呆症と認知症)
なお参考までに、以前は認知症のことを「痴呆症」と呼んでいましたが、「病状を正しく表していない」、「周囲からの偏見を招く」などの理由から、平成16年に名称が改められています。 
⇒上に戻る 


4.中核症状と周辺症状を知ろう!
認知症は病状を大きく二つに分けて考えると理解しやすいと言われています。
 ①中核症状
 程度や発生順序の差はあれ、全ての認知症患者にみられる症状のこと。
 ⇒「記憶障害」(直前に起きたことも忘れる)
 ⇒「判断能力の障害」(筋道を立てた思考ができなくなる)
 ⇒「問題解決能力の障害」(普段と違うことで、すぐ混乱してしまう)
 ⇒「実行機能の障害」(計画的にものごとを実行できなくなる)
 ⇒「計算能力の障害」(簡単な計算ができなくなる)
 ⇒「見当識の障害」(時間や季節、場所の把握などできなくなる)
 ⇒「失行」(ボタンをはめられないなど更衣ができなくなる)
 ⇒「失認」(道具の使い道がわからなくなる)
 ⇒「失語」(ものの名前がわからなくなる)
 ②周辺症状
 患者によっては出たり出なかったり、発現する種類に差が生じる症状を
 「周辺症状」、近年では特に症状の発生要因に注目した表現方法として
 「BPSD(Behavioral and Psychorogical Symptoms of Dementia:行動・
 心理障害)」と呼んでいます。
 周囲の人との関わりのなかで起きてくる症状で、幻覚を見たり、妄想を
 抱いたり、暴力をふるったり、徘徊したりといった行為はいずれも「周辺
 症状」の一つです。
 この周辺症状(BPSD)はその人の「置かれている環境」や、「人間関係」
 「性格」などが複雑に絡み合って起きてくるため、症状は人それぞれで
 表れ方が違います。
 ⇒住居の内外をしきりに歩きまわる。家を出て行こうとする。
 ⇒食用でないものを口に入れる。
 ⇒運転やガス、電気器具の危険な操作
 ⇒お金や通帳、貴金属などを盗られたと責める
 ⇒言いがかりや、説明に対する否定が多くなる
 ⇒やたらとものを隠す
  ⇒家族の団欒や会話の妨害
 ⇒近隣や他人とのトラブル
 ⇒一見不要にみえるものを集める
 ⇒夜半に騒いだり、人を起こす。
 ⇒トイレ以外での排泄、便こね(弄便)
 ⇒暴力や器物破損行為を行う
 ⇒まとわりついたり、同じ質問を何度も繰返す
 ⇒大声で叫ぶ、金切り声を上げる
⇒上に戻る 


5.認知症の原因となる病気を知る 
 ⇒①アルツハイマー型  ⇒②脳血管性  ⇒③レビー小体型
 ⇒④前頭側頭型(ピック)  ⇒⑤若年性認知症  ⇒上に戻る
 認知症を引き起こす病気にはさまざまな種類があり、大きく次の3つの種別
 に分けられます。
1..変性性認知症   神経細胞が変性したり、脱落することで起こる認知症
2.血管性認知症   脳の血管障害が原因となり起こる認知症
3.二次性認知症   脳腫瘍、感染症、その他の疾患が原因で起こる認知症
 交通事故等による頭部外傷や脳挫創が原因で認知症が引き起こされる
 ことがありますが、これらは二次性認知症に分類されます。
 変性性認知症であるアルツハイマー病は認知症の代表的な疾患で、全体
 の約50%を占め、次いで脳血管性認知症が約20%、変性性認知症のレビ
 ー小体病が20%と、この3疾患で認知症全体の9割を占めています。

 ①アルツハイマー型認知症 
アルツハイマー型認知症は、認知症と呼ばれる疾患の中でも最も多いものです。未だにはっきりとした原因はわかっていませんが、脳内でさまざまな器質的変化がおこったことによって脳細胞が急激に減っていくことが知られています。 
徐々に進行して、脳が萎縮し小さくなっていきます。アルツハイマー病の平均発症年齢は「52才」と若く、最近では18歳~64歳の若年層においてアルツハイマー患者が増えているとの報告もあります。
65歳以上になると急激に発症しやすくなり、年齢が高くなればなるほど発症率は高くなります。65才以上の20人に1人は発症するとまで言われています。
アルツハイマー型認知症の大きな特徴は、軽い症状から出発してゆっくりと時間をかけて進行していくことだといえます。
最初は軽い記憶の低下から始まり、だんだんと日常生活に支障をきたすほどになってきます。 
 (軽度)
  軽度の状態の時は、日常生活のなかでの小さな失敗が目立つ
  ようになります。
  家事をしている女性の場合には、鍋を焦がしたり、料理の手順
  が悪くなり、また買い物のときも同じものを余計に買ってきてしま
  うなどの失敗が増えます。男性は仕事上のミスが増え、能率が
  悪くなったりすることがよくあります。 
 (中度)
  中度に進むと、時間や場所の感覚が不明瞭になったり、道に
  迷ったり、その時々の状況に合わせた適切な行動が取りにくく
  なります。いわゆる高度な知的判断が苦手となり、だんだんと
  一人で自信を持ってやれることが少なくなってきます。
 (重度)
  さらに症状が進行すると日常生活が困難になり介助を必要と
  するようになります。
  親しい人のことも忘れ、最終的にはその人の人格をうばうこと
  もあります。ただ、その場をつくろうような瞬間的な応答は出来
  る場合が少なくありません。
  アルツハイマー型認知症とは、このような課程の中でで高度な
  知的能力を失い最終的には人格崩壊までもたらしていきます。
⇒病気一覧に戻る 

 ②脳血管性認知症 
認知症の多くは、アルツハイマー病によるものですが、次に多いのは、脳血管障害です。脳血管障害による認知症というのは、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害発作によって、脳の血管が詰まったり破れたりすることで生じたものです。
脳は常に酸素や糖質を必要としているので、血液による供給が絶たれるとその部分の脳細胞は、即座に死滅していきます。こうして、脳細胞が減少してくると認知能力にさまざまな障害が生じ、脳血管障害による認知症となっていきます。
脳血管障害には、「無症候性脳梗塞」という自覚症状のないまま小さな梗塞が起こるものがあります。したがって、本人の知らないうちに発症し認知症が現われるケースもあります。
症状が比較的なだらかに進行するアルツハイマー病とは違い、脳梗塞や脳出血などの発作をきっかけとして、段階的な進行を示します。
発症すると、まず知的機能の障害が起こり、また手足のしびれやマヒ、歩行障害などの身体的な機能も低下します。さらに、記憶障害はあっても判断力は正常であったり言語機能だけが失われるなど、脳が損傷を受けた部位によって認知症症状にムラができる場合もあります。
脳血管障害による認知症は、血管障害を引き起こす原因を解消して、発作を繰り返さないようにすることが肝心です。
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 ③レビー小体型認知症
変性性認知症の中では、アルツハイマー型の次に多いもので、症状は「もの忘れ」や「幻覚・幻視」、「歩行障害(パーキンソン症状)」などがあります。 これは脳の後方にあるレビー小体という部位が病的な変性を引き起こすことによって発症します。
レビー小体型認知症は、症状が安定せず変動が強いことが知られています。
 初期には幻覚や妄想が見られ、そのうちに物忘れなどの認知症状が現れれます。 さらに体が硬くなる、動作が遅くなる、小またで歩く等の、パーキンソン病に似た運動障害が現れ、徐々に進行。 後期は認知症がひどくなり、数年もすると寝たきりの状態となってしまいます。レビー小体病患者の物忘れは、診断で治療できる場合があります。早期通院が大切です。
(特徴)
 ①とても生々しい幻覚がみえる
 「座敷で子供たちが走り回っている!」、「寝ていたら部屋に突然
 ガス工事の職人たちがいっぱい入った!」といったとても現実的
 な幻覚を見ます。
 ②日によって症状に変動がある
 正常に思える時と、様子がおかしいときが繰返しみられるという
 ことも特徴の一つです。
 ③パーキンソン症状がみられる
 歩きにくい、動きが遅い、手が不器用になる等の症状が現れる。
 適切な治療を受けると見違えるほど元気になる患者さんもいる
 ので、専門医に相談することが大切です。
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 ④前頭側頭型認知症(ピック病) 
脳の前側に、病的な変性を引き起こし発症します。抑制や感情のコントロールといった機能を司る前頭葉が傷害されるため、「自己中心的で短絡的行動」、「だらしない行動」、「社会ルールや常識の逸脱」、「規範無視」等が見られはじめます。 破廉恥な行為を伴い特有の人格変化が起きるピック病もこの一群に入ります。

発症は40代~50代に多く、平均発症年齢は49歳。 アルツハイマー病の平均発症年齢に比べ若干若いのも特徴です。アルツハイマー病は女性にやや多いと言われていますが、ピック病に性差はありません。

アルツハイマー病の場合だと、記名力・記憶力低下などの知的機能低下が初発症状に表れますが、ピック病の初期は記憶・見当識・計算力は保たれいます。
人格障害はたとえば、「人を無視した態度」、「診察に対して非協力」、「不真面目な態度」、「ひねくれた態度」、「人を馬鹿にした態度」など様々あります。 しかし、本人には病気という意識がない場合も少なくありません。

「滞続言語」といって、会話や質問の内容とは無関係に、何を聞いても同じ話を繰り返すといった、ピック病特有の反復言語がみられます。
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  ⑤若年性認知症 
18歳以上~65歳未満に発症する認知症の総称になります。
わが国の若年性認知症の有病率は44歳以前で10万対5~10人、45歳~64歳では10万対80~150人となっており、いずれも男性が女性を上回っている状況にあります。
多くはアルツハイマー型認知症と前頭側頭型認知症(ピック病)、血管性認知症で占められています。
社会を支える働き盛りに発症し、進行していくため非常に問題視されています。

ただし、正常圧水頭症や慢性硬膜下血腫によるものなど、早期に発見すれば治療により改善可能なものがあります。

                  ⇒病気一覧に戻る
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6.認知症が疑われる行動の変化 
曜日や月がわからなくなってきた  気持ちが沈み部屋にいることが多くなった
約束を忘れることが多くなった  感情の抑制がきかなくなってきた
物のしまい忘れや置忘れが多くなってきた  幻覚や幻聴がみられるようになった
知人の名前をよく間違えるようになった  急に、お化粧をしなくなった。
会話で同じ話が繰返されるようになった  綺麗好きだったのに片づけなくなくなった
簡単な単語がでてこないことが多くなった  同じ服ばかりを着るようになった。
リモコンなど機械の操作ができなくなった 毎日のように同じ食材を買ってくる
電話の対応やメモが出来なくなってきた 同じ料理ばかりを作るようになった。
書類の整理や管理ができなくなった 買物の時に支払いができなくなった
日記など続けていた日課を行わなくなった 料理の失敗や鍋焦がしが多くなった
積極的な人だったのに、自発性が低下した 冷蔵庫の食材管理ができなくなった
感情が不安定で、怒りっぽくなった 風呂好きだったのに、入浴しなくなった
こういった症状の多くは、周囲が物忘れに気づくよりもずっと早くに本人自身で分かっている場合が多くあります。

ある医師がいうには、認知症と診断されるまでに、5年や10年と潜在的に精神機能が低下している時期があるといいます。

認知症の利用者には、「自分が分からなくなる」、「自信がもてなくなる」など、悲しさや葛藤、寂しさといった複雑な心境にあることを理解する必要があります。
(認知症における負の連鎖)
 ゴミ出しを行った
 ⇒曜日や分別を間違えるようになった
 ⇒近隣からのきつく注意された
 ⇒近所の方と不仲になり交流が途絶えた
 買い物のためスーパーに出かけた
 ⇒支払いにまごつき文句を言われた
 ⇒自分への自信を無くし外に出たくない
 ⇒意欲が無くなり閉じこもりになった
 入れ歯の管理ができなくなった
 ⇒口腔内の衛生状態が悪くなる
 ⇒飲み込み障害(ムセ込み)が多くなる

 ⇒肺炎を発症し入院となった
 タバコがほしくなり外に出た
 ⇒途中でタバコの事は忘れてしまった
 ⇒どこに行くのか分からなくなった
 ⇒道が分からなくなり迷子になった
⇒上に戻る 


7.認知症支援での困りごと
 命にかかわる問題
 理由もなく急に興奮され、暴力や暴言がみられるようになった
 家族がご本人に対して、虐待するようになった
 徘徊から行方不明となり、警察に保護された
 胃ろうやカテーテルなどの医療処置を自分で抜いてしまう
 ガスやタバコ、ストーブなどの火の管理ができなくなる
 物忘れがあるにも関わらず、自家用車の運転をやめてもらえない
 対応に苦慮する問題
 夜間落ち着かなくなり、徘徊や大声、暴力など眠ってもらえない
 貴重品管理ができず「誰かに盗まれた」と物盗られ妄想が現れた
 服薬管理ができなくなり、飲み忘れや重複の服用が目立っている
 食材管理ができなくなり、下痢や食中毒で栄養状態が悪化した
 排泄管理ができなくなり、尿や便の失敗が見られるようになった
 清潔保持ができなくなり、尿や便など体から異臭がするようなった
 郵便物など大切な書類を破棄・紛失するなど管理できなくなった
 食事中に手が止まってしまい、自分では食べてもらえない
 訪問を拒否され、玄関から入れてもらえない
 近隣者や介護職員へのセクハラ行為が目立ってきた
 ゴミ屋敷の状態で異臭や虫など、近隣者から苦情が出ている
 徘徊や興奮、大声などがあることで、施設の受け入れ先がない
 喫煙や飲酒がありグループホームや施設等の受け入れ先がない
 介護者の逃げ場が無くなってしまい、介護負担が増加する
⇒上に戻る 


8.認知症進行で高まるリスク 
 ①虐待の危険が非常に高くなる 
 高齢者虐待は暴力行為だけではありません。 暴言や無視、嫌がらせ、
 必要なサービスを利用させない、世話をしない、勝手に財産を処分する
 など、それこそ様々あります。
 介護者自身「虐待しているという自覚」がないこともあり、「1回が2回に」、
 「2回が4回に」と歯止めが効かなくなる場合もあります。東京都の報告
 では、虐待されている高齢者の約「7割の方」に、何らかの認知症がある
 という結果がでています。  
                     ⇒「高齢者虐待の問題を考える」
 ②介護者が倒れてしまうことがある 
 ⇒徘徊や昼夜逆転等で介護疲れで、介護者の方が病気になってしまう。
 ⇒誰にも相談できず抱え込んでしまうことで、介護者が精神的に患って
   しまう。
 ⇒本人の暴力行為で、介護者がケガをさせられてしまう。
 ⇒高齢の介護者などは、持病が悪化してしまい、自身も要介護の状態
   となってしまう。
 ⇒急な病気や事故等で入院が必要となり、本人の世話ができなくなって
   しまう。
 ③病気が重度化しやすくなる 
 ⇒薬の飲み忘れや二重の服用など、薬剤管理ができなくなり持病が悪化
  する。
 ⇒経管栄養やカテーテル等の管理、酸素療法などの在宅医療の対応が
  難しくなる。
 ⇒通院しても、普段の状況をしっかりと伝えられなくなり、また指示された
  ことを忘れてしまう。 
 ⇒透析治療や血液検査など、拒否や興奮などから対応できない。
 ⇒徘徊や大声などから、入院を拒否される場合がある。
 ⇒歯磨きや入歯の管理など口腔内の衛生が保てなくなり、肺炎を発症
   しやすくなる(誤嚥性肺炎)。
 ⇒ささいなケガであっても治療が進まず、ばい菌などから悪化してしまう。
 ④大きなケガをしやすくなる 
 ⇒筋力低下が激しいのに、本人は昔のように歩けると思い、無理な移動
  から転倒する。
 ⇒ささいな転倒でも、手をつくなどの受身がとれない。
 ⇒反射能力の低下から、筋肉が緊張していない場合が多く、骨折リスク
  が高くなる。
 ⇒注意力がなくなり、少しの段差や置いてある物等で転びやすくなる。
 ⇒体半分の空間認識が出来なくなることがあり、体をぶつけやすくなる。
 ⇒「気をつけ下さいね」と説明していても、しばらくすると忘れてしまう。
 ⑤近隣とのトラブルが発生しやすくなる
 ⇒頻回な電話や訪問などからトラブルが多くなり、今まで支援してくれて
  いた友人や近隣者が離れていってしまう。
 ⇒ゴミ出しや分別などの管理ができず、苦情がでる。
 ⇒物盗られ妄想など、近隣者や介護者が泥棒にされる場合もある。
 ⇒大声や暴言などから、今まで付き合いがあった近隣者や知人が離れ
  ていってしまう。
 ⇒車の運転から、事故の加害者となる場合がある。
 ⇒収集癖が悪化し、ゴミ屋敷状態となり悪臭や害虫が発生する。
 ⇒周囲からは一見認知症を患っているとは理解してもらえず、白い目で
  見られる。
 ⑥消費者被害(悪質商法)にあいやすくなる 
 (社会的環境)
 ⇒社会的に、弱者を狙った犯罪や悪質商法が増えている。
 ⇒悪質業者にリストが出回っており標的にされている。
 ⇒病気のことを知っている身内や、知人から騙されてしまう。

 (本人の能力的な問題)
 ⇒判断力低下により急に勧誘されると混乱してしまい、そのままサイン
  をしてしまう。
 ⇒理解力低下から、内容も分からずに不当な契約を結ばされてしまう。
 ⇒クレジットカードの意味がわからないまま、高額な契約をさせられる。

 (高齢者の心理的な問題)
 ⇒時間をかけて話しを聞いてくれる業者に、心を許してしまう。
 ⇒優しくしてくれたことで親しみを持つと、本人が騙されているということ
  に気づかない。
 ⇒自分ができないことを他人に依存する傾向が強くなる。
 ⇒失敗したと感じていても、判断ミスを誰にも相談できない。
 高齢者の消費者トラブルの例
【利殖商法】  「未公開株」「先物取引」「投資話」など、儲かり
 ますよで勧誘する。
【次々販売】   「布団」、「リフォーム」、「健康食品」など、一度
 契約すると次々に勧誘される。
【催眠商法】  「健康食品」、「治療器」、「マットレス」など、にぎ
 わった会場に誘い込み勧誘。
【振り込め詐欺】  息子や警察などを名乗り、金融機関などでお金
 の振込みさせる。俺おれ詐欺。
【架空請求】   見に覚えのない請求書が送られ、期間までに
 お金の支払いを求められる。
 クーリングオフを知っておこう!
 クーリングオフ制度とは、一定期間は消費者に契約について考
 え直す時間を与え、契約解除を認めている制度です。
 例えば訪問販売による契約の場合は、契約書などの書面を受け
 取った日から「8日以内」に書面にて通知すれば契約を解除する
 ことができます。
 この期間は、クーリングオフについての記載がある法定書面を
 受取った日から数えていきます。

 ただし、内容によってはクーリングオフ制度が適用されない場合も
 ありますので、独断せず消費者センターなど専門機関に相談する
 必要があります。
 なおクーリングオフ制度の適用は、相手事業者が法律違反をした
 悪質業者である必要はありません。
 販 売 方 法 機関 
 訪問販売
 (キャッチセールス、アポイントメントセールス、催眠商法を含む)
8日間
 電話勧誘販売 8日間
 特定継続的役務提供
 (エステ、語学教室、学習塾、家庭教師、パソコン教室など)
8日間
 業務提供誘引販売  (内職商法) 20日間
 マルチ商法 20日間
       「江戸川区消費者生活センター」
        (消費者トラブルの総合相談窓口)
         ⇒TEL 03-5662-7637

       「高齢消費者見守りホットライン」
        (ケアマネや民生委員等の身近な方
        からの「通報」・「問合せ」の窓口です。
         ⇒TEL 03-3235-1334

       「高齢者被害110番」
        (本人や家族からの相談)
         ⇒TEL 03-3235-3366  
⇒上に戻る 


9.援助における、ちょっとした技術
 ①日付確認
 日時感覚がわからなくなってくると、「今日がいつ」で、「何曜日なのか」
 など理解できなくなることがあります。
 その場合普通の市販カレンダーでは不要な情報も多く、どこに目を向け
 れば良いのか混乱してしまうことも少なくありません。 できるなら記事
 のないシンプルな「日めくりカレンダー」などがお勧めです。
 「毎日カレンダーをめくり、日にちと曜日を確認する」という目標づくりに
 もなります。
 ②昼夜逆転
 認知症を進むと、生活のリズムが大きく変わり昼夜逆転から、幻覚など
 様々な周辺症状が見られる場合があります。
 こんな状態が続くと介護者は眠れずに疲労も限界がきてしまいます。
 日中に体を動かすことで、生活リズムが回復させるということも方法の
 一つではありますが、それら周辺症状が他の病気から来ている可能性
 もあるため早期通院で医療職の方と相談することも必要です。
 ③場所の混乱
 トイレや居室の位置など場所把握ができず、混乱する場合があります。
 口頭でその都度説明しても、すぐに忘れてしまい再び探し始めるという
 ことも少なくありません。
 こういった場合、「トイレ」、「お母さんのお部屋」、「お風呂場」、「玄関」、
 「危険」、「故障中」、「禁止」、「禁煙」など貼り紙を活用すると、ご本人が
 目で分かるようになります。
 ④物取られ妄想
 認知症は記憶障害から、自分が行った事をまったく覚えていないことが
 多くあります。 
 他の方にいくら事実を説明されても、本人自身まったく覚えていない訳
 ですから、納得ができるはずありません。
 ともすると、「お嫁さんが盗んでいる!」、「あの人は泥棒だ!」と疑われ
 始める可能性もあります。 
 万が一そういった場合でも怒ったり否定等せず、「一緒に探しましょう。」
 と提案してみてください。 
 また、探し物を見つけたとしても、ご利用者が自分自身で見つけられる
 ように声かけ・助言することが大切です。
 ⑤性格変化
 認知症を患うと、性格が変わったかのように怒りっぽくなる方がいます。 
 原因の多くは感情をコントロールする能力低下や、様々な思いや考え
 を表現できないもどかしさからくるものだと思います。 
 ここで対応者が怒ったり、注意したりすると、より興奮が高まる場合が
 あります。
 むしろ上手に話題を変えながら、注意を別の方向に持っていく、しばらく
 の間距離をおき間をおいてから再度対応する、など工夫が必要です。
 また、症状について「どのような問題が」、「どんな時に起こり」、「誰が」、
 「何について困っている」などを、専門医に相談する必要もあります。
 ⑥外出拒否・閉じこもり
 閉じこもり状態で、外出を拒否される方もたくさんいます。 
 ただしそうした方でも、病気への不安は常にもたれて、「このままでは
 体によくないな」と気づいている場合も多くあります。
 そういう心理を理解して、「健康のために、週に1回だけでも外に出て、
 気分転換したほうがよいと思います。いかがでしょうか。」など、ご本人
 の体調を心配しているということ全面にだし声かけすると、本人の考え
 が揺らぐ場合があります。
 ⑦環境変化
 本人の安全のためにと、家族主導で転居や住宅内の環境整備を行う
 場合があります。 
 しかし、高齢であったり認知症を患った方の多くは、新しい環境を受け
 入れずらく、道具の操作や配置などすぐに覚えられません。
 本人の安全のためと考え行ったことが、認知症を悪化させ、また不安
 や転倒などの事故を引き起こすという場合もあることを認識しなければ
 なりません。
 とはいっても、どうしてもそうしなければならない時もあります。
 こういった時は、本人が今まで使っていた愛着のあるものや懐かしい
 写真などが周囲にあると落ち着かれる場合があります。
 ⑧物の処分や移動
 本人以外の人からみれば、必要のないゴミであっても、本人にとっては
 大切なものである場合があります。 「いらないだろう」と思っても勝手に
 移動すると、不安を与えてしまうばかりか「物取られ妄想」を引き起こす
 可能性もあります。
 認知症だからと先入観をもつことなく、本人に必要か否か確認していく
 ことが大切です。
 ⑨情報収集
 認知症の方を支援する上で、ご本人が生活してきた歴史の情報収集は
 きわめて重要です。
 認知症は世間で言われるように、最近の記憶は忘れっぽくなってしまい
 ますが、「頑張っていたころの記憶」、「楽しかったころの記憶」、「苦労
 してきた歴史」などは鮮明に覚えています。
 また病気が進行し周辺症状が進むと、それら生活歴や習慣が顕著に
 現れる場合もたくさんあります。
 本人を一人の個人として理解するうえでも大切な視点となっていきます。
 ⑩コミュニケーション技術
 話題の提供や話しやすい雰囲気づくりなどのコミュニケーション能力は、
 信頼関係をきずくためにも必要です。
 ただしこれは「口達者になる」ということではありません。
 相手が気持ちを許し、本音を話してくれるような関係づくり、聞き上手な
 対応が望まれます。
 ⑪観察力
 訪問時には、会話で得られる情報だけでなく、その周囲からもたくさんの
 情報が得られます。 「観察力」を磨くことも支援において求められます。
 こうした細かな情報収集は、後に来るであろう「混乱期」を打開する際の
 ヒントになる場合もあります。
 下記は一例ですが、それこそ他にもたくさんあります。
・心身情報 … 顔色、歩行、ケガ、表情、活気、発語状況 皮膚状態 
・趣味情報 … 将棋・囲碁、編み物、お土産品写真、花木、雑誌、賞状 
・生活情報 … 整理状況、ごみ管理、服薬の様子、部屋の臭い、郵便物 ・
 ⑫支援に悩んだ時の対策
 介護や仕事に熱心な方ほど多いのですが、全てのことを自分でやろう
 としてしまい、悩みを吐き出せない状態に陥る場合があります。
 ひとりで悩みを抱え悶々としていても、きっと良い解決策などは見つかり
 ません。
 こうしたときには、他の方を巻き込み相談するという姿勢が大切です。
 相談をすることで、自分ひとりが背負っていた重荷が分担できる場合も
 あります。
 「悩んだら、相談する」これは介護のみならず、すべてのことに言えるの
 ではないでしょうか。
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10.認知症の身近な相談窓口
 ◎地域包括支援センター
  高齢者の介護や福祉などの総合的な相談に応じるとともに、医療・保健・
  福祉等の関係機関と連携して、高齢者の方が住みなれた地域で安心して
  暮らせるように地域生活や介護予防を支援しています。
   ⇒江戸川区 「江戸川区の地域包括支援センター」一覧
    (※江戸川区では、熟年相談室と呼ばれています。
   ⇒東京都福祉保健局 「都内の地域包括支援センター」一覧

 ◎健康サポートセンター
  お年寄りから子供まで、地域の健康づくりの促進やサポートを行ってくれ
  ています。
   ⇒江戸川区 「健康サポートセンター」一覧
   ⇒東京都福祉保健局 「区保健所・保健センター」一覧

 ◎居宅介護支援事業所
  要介護状態になってしまった本人やご家族が、自宅で安心して生活でき
  るようにと、ケアマネジャーが相談にのっています。
  介護保険手続きのや介護保険サービス(ヘルパーさん、デイサービス等)
  の紹介や調整を行ってくれます。かかりつけ医・認知症サポート医名簿
   ⇒江戸川区事業所検索 「居宅介護支援事業所」一覧
   ⇒厚生労働省 「東京都介護サービス情報公表システム

 ◎かかりつけ医
  日頃より受診するかかりつけ医は、患者さん本人や家族の普段の状況を
  よく知っており、身近な相談窓口となります。
   ⇒厚生労働省 「かかりつけ医・認知症サポート」
   ⇒江戸川区「かかりつけ医・認知症サポート医名簿」(PDF)
   ⇒東京都認知症ナビ 「かかりつけ医・認知症サポート医名簿」

 ◎専門医療機関
  東京都では、内科などのかかりつけ医に対し、適切な認知症診断の知識
  や技術などを習得するための研修を行っております。この研修を修了し、
  認知症について相談できる医師が都内各地にいます。

 ◎民生児童委員
  民生委員は、区民の皆様が住み慣れた地域で安心して暮らしていく為に
  さまざまな相談に応じたり、行政機関との調整を図るなど必要な支援を
  行っています。
  また、すべての民生委員は児童委員も同時に行っており、児童や妊産婦
  への援助も併せて行っています。

 ◎24時間 介護電話相談の窓口
  社会福祉法人 なぎさ和楽園 TEL 03-3675-7676
  社会福祉法人 泰山      TEL 03-5622-0556


 ◎認知症ホットライン(認知症相談室)
  (月~土)9:00~18:00 ※日・祝・年末年始はお休み 
  介護事業に携わっている方のための相談窓口です。
  認知症の方やご家族の方を支援して困ったり、悩んだりした場合の
  相談窓口として 受付ています。来所の場合は事前にお電話下さい。
  TEL 03-3652-2300


 ◎民間の団体
  ①社会福祉法人 浴風会(よくふうかい)
  2000年に、介護保険の情報提供と介護にあたる家族の悩みを受け止
  めるために開設。介護の悩みごとや諸制度利用の相談に無料で応じ
  てくれます。 
  (介護支え合い電話相談)
  TEL 0120-070-608

  ②認知症の人と家族の会
  1980年に京都で発足した全国的な民間団体。国際アルツハイマー病
  協会に加盟。 認知症の方を介護している家族、介護に携わっている
  専門職の人、ボランティアなどが会員となって家族の集い、電話相談、
  介護セミナーなどを実施。
  (認知症の電話相談)
  TEL 0120-294-456
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11.成年後見制度とは?
 成年後見制度とはどのような手続きですか?
  成年後見制度は、認知症や知的障害者、精神障害者など、判断能力が
  不十分な方々の日常生活を、法律的に保護するための制度です。
  家庭裁判所が成年後見人等を選任する「法定後見」と、あらかじめ本人
  が任意後見人を選ぶ「任意後見」があります。

  (法定後見と任意後見)  
  法定後見には、その判断能力の程度に応じて「後見」、「保佐」、「補助」
  があります。
  任意後見は、本人の判断能力が十分なうちに、任意後見受任者と契約
  を結び、判断能力が不十分な状況になったときに備えるものです。
制度の種類 類型  対象者  援助者
法定後見制度 後見 判断能力が欠けている人 成年後見人
保佐 判断能力が著しく不十分な人 保佐人
補助 財産行為に援助が必要な場合がある人 補助人
任意後見制度   今は元気だが将来判断能力が低下した時に備えて、あらかじめ任意後見人となるべき人と公正証書により契約をする 任意後見人

  (後見・保佐・補助とは)
  後  見 保  佐 補  助
対象となる方 判断能力が欠けているのが通常の状態の方 判断能力が著しく不十分な方 判断能力が不十分な方
申立てできる人      本人,配偶者,4親等内の親族,検察官など市町村長
成年後見人等(成年後見人・保佐人・補助人)の同意が必要な行為
同意なし
(本人には判断能力がないため)
民法13条1項に定める行為及び、それ以外の行為 民法13条1項に定める
行為の一部
取消しが可能な行為 日常生活に関する行為以外の行為 同上 同上
成年後見人等に与えられる代理権の範囲 財産に関するすべて
の法律行為
申立ての範囲内で家庭裁判所が審判で定める「特定の法律行為」 同上
    ※(民法13条1項に定める行為とは)
    (1)貸金の元本の返済を受けること。
    (2)金銭を借り入れたり、保証人になること。
    (3)不動産をはじめとする重要な財産について、手に入れたり、
      手放したりすること。
    (4)民事訴訟で原告となる訴訟行為をすること。
    (5)贈与すること、和解・仲裁契約をすること。
    (6)相続の承認・放棄をしたり、遺産分割をすること。
    (7)贈与・遺贈を拒絶したり、不利な条件がついた贈与や遺贈を
      受けること。
    (8)新築・改築・増築や大修繕をすること。
    (9)一定の期間を超える賃貸借契約をすること。※(動産6ヶ月、
      建物3年、土地5年)
 
 (手続きの流れ)
  申立てから審判までの期間は事案にもよりますが、概ね2~6ヶ月
  以内の日数がかかっているようです。手続の流れとしては下記のように
  なります。
   1.家庭裁判所への申し立て
     ↓
   2.家庭裁判所の調査官による事実調査
     ↓
   3.精神鑑定※(鑑定費用は5〜15万円)
     ↓
   4.審判
     ↓ 
   5.審判の告知と通知
     ↓
   6.法定後見開始※(法務局への登記)
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⇒厚生労働省 「認知症への取組み

⇒ひもときねっと 認知症ケア「気づきを学ぶ」

⇒厚生労働省 「認知症地域支援施策推進事業」

「認知症を知り地域をつくる10ヵ年」の構想

認知症になっても安心して暮らせる町づくり100人会議

認知症サポーターキャラバン

「認知症でもだいじょうぶ」まちづくりキャンペーン

これからの若年性認知症施策の概要

若年性認知症の実態

若年性認知症に関する相談窓口

認知症の人と接するときの心がまえ

認知症に関する相談窓口

⇒とうきょう認知症ナビ

⇒日本認知症学会

⇒公益社団法人「認知症の人と家族の会」

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