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  区の紋章江戸川区の防災
   江戸川区の「風水害」を考えよう
江戸川区は昔から水と闘い、そして水とともに歩んできた地域です。
江戸時代の始めは、それこそ区内大半は多数の河川が流れ込むる低湿地帯で、雨が降ると河川の氾濫が頻繁に発生していた地域です。
大地震への防災も必要ですが、私たち暮らす江戸川区の地域性として、こうした風水害についても問題意識を持つことが大切です。
 
 【江戸川区防災情報】     ⇒江戸川区洪水ハザードマップ(PDF)
 ⇒大雨対策「雨期前の備えで安心」    ⇒「道路冠水マップ」の公開
 ⇒1.江戸川区の過去の風水害を知る
 ⇒2.日本の風水害(昭和の三大台風)
 ⇒3.ゼロメートル地域の現実
 ⇒4.風水害に対する江戸川区の課題
 ⇒5.スーパー堤防構想

 1.江戸川区の過去の風水害を知る
 (江戸川区の地勢)
 東京都東部は長年、荒川や江戸川の大河川等による水害と闘ってきた
 地域です。その中でも江戸川区は、陸地の約7割が満潮位以下のゼ
 メートル地帯であり、洪水や高潮等により被害が大きかった地域です。
 また戦後から高度成長期にかけては、大量の地下水汲み上げが行われ
 急激に地盤が沈下(最大で2m40cm)が進んだ地域でもあります。

 (江戸川区を襲った過去の風水害)
発生年月 風水害名(浸水原因) 浸水戸数 被災者数
明治43年8月 長雨(利根川・荒川決壊) 3,654戸 13,500人
大正6年10月 台風(高潮) 流出破損3,425棟 死者240人
昭和13年9月 台風(高潮) 23,000戸 1,000人以上
昭和22年9月 カスリーン台風(利根川決壊) 30,506戸 132,991人
昭和24年8月 キティ台風(高潮) 12,545戸 62,324人
昭和33年7月 台風第11号(内水氾濫) 6,599戸 28,312人
昭和33年9月 狩野川台風(内水氾濫) 41,783世帯 185,046人
昭和36年10月 台風第24号(内水氾濫) 23,844世帯 94,496人
昭和41年6月 台風第4号(内水氾濫) 4,064世帯 10,200人
昭和46年8月~9月 台風第23-25号(内水氾濫) 1,973世帯 約8,000人
昭和56年10月 台風第24号(内水氾濫) 10,289世帯 31,383人
                                 ⇒上に戻る
  関東大水害
  関東大水害は、戦前に関東地方を襲った水害。
  明治43年に発生した大洪水と、大正6年に発生した高潮水害(大正
  の大津波)を指すことが多い。  
①明治43年関東大水害
 (明治43年8月5日~14日)

梅雨の長雨と、房総半島をかすめた台風、静岡県沼津付近に上陸した台風が重なり、関東各地に集中豪雨をもたらす。
利根川、荒川、多摩川水系の広範囲にわたって河川が氾濫し、各地で堤防が決壊。関東地方に一体に大きな被害を出す。
被害は、死者769人、行方不明78人、家屋全壊2,121戸、家屋流出2,796戸に及んだ。
氾濫流は埼玉県を縦断東京府にまで達し、関東平野一面が文字通り水浸しになった。東京でも下町一帯がしばらくの間冠水し、浅草寺に救護所が造られている。
当時の東京府もこの災害を重くとらえ、荒川の大規模な改修計画を策定。翌年より全長22kmにもおよぶ放水路を開削する「荒川放水路事業」が着手され昭和5年(1930年)に完成。
写真:江戸川区「堤防に守られているゼロメートル都市」より
②大正6年高潮大水害
 (大正6年9月25日~10月2日)


発達した台風が静岡県から列島を縦断。この台風の被害は甚大で、死者・行方不明者数1,301人、全壊家屋43,083戸、流出家屋2,399戸、床上浸水194,698戸を数える。

なかでも関東地方、特に東京地域の被害は甚大で、明治43年大洪水とは異なり「沿岸部での高波被害」が目立つ水害。
おりしも東京湾接近時に満潮の時刻と重なり、京橋区や深川区・本所区を始めとする、東京湾沿岸域や隅田川沿いの区部で著しい被害を出す。
前後2回にわたる高潮は海岸に面する地域を襲い、多くの人が溺死。江戸川区においても死者240人、流出破損3,425棟の被害がでている。

また千葉県浦安町は245の部落はほぼすべてが水没。江戸時代を通じ、幾多の水害をくぐり抜けてきた行徳塩田も、当水害で塩田の堤防が完全に破壊。東京湾で行われてきた数百年の製塩業に強烈な打撃を与え、大半が廃業に追い込まれる。
写真:江戸川区「堤防に守られているゼロメートル都市」より
 「高潮」とは…?
 台風等の気圧降下と強風によって海面が異常に上昇する
 現象。暴風津波、風津波、気象津波とも呼ばれてきた。

 「江戸川区の高潮対策」             
 区では「伊勢湾台風」級の異常高潮を想定した、河川や
 沿岸の堤防、護岸等の整備を進めており妙見島を除き
 完了している。   
                         ⇒上に戻る
  カスリーン台風 (最低気圧960 hPa  最高風速90 knot)
 カスリーン台風は昭和22年9月に発生し、関東地方や東北地方に大きな災害をもたらした台風。台風の勢力の割には降水量が多く、大量の雨が短い期間に降るなど「雨台風」の典型とされている。

台風による死者は1,077名、行方不明者は853名、負傷者は1,547名。
その他、住家損壊9,298棟、浸水384,743棟、耕地流失埋没など、罹災者は40万人を超える。

この台風では、利根川・荒川等の堤防決壊により、埼玉県東部から東京都23区東部にかけての広い地域で家屋の浸水が発生する。
濁流の海の中、人々は、新小岩・小岩間の高台の総武線上を市川方面に避難した。 
    
    (写真:江戸川区「堤防に守られているゼロメートル都市」より)
                                 ⇒上に戻る
   キティ台風  (最低気圧956 hPa  最高風速110 knot) 
昭和24年8月末に関東地方に上陸。首都圏を暴風域に巻き込みながら北上し、大規模な土砂崩れや、信濃川や渡良瀬川の上流部の堤防決壊するなど大きな影響を与えた。 

被害は、死者135名、行方不明者25名、負傷者479名、住家の全・半壊・流出17,203戸、住家の床上・床下浸水144,060戸、耕地被害48,598haにも及ぶ。
台風の通過が満潮時と重なったことから東京湾などは大正6年をこえる潮位となり、東京ではA.P.+3.15mを記録し、江東区や江戸川区などゼロメートル地帯が浸水する。
行徳塩田も浸水により製塩業の廃業に追い込まれている。
  S24m
  (写真:江戸川区「堤防に守られているゼロメートル都市」より)  

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 2.日本の風水害(昭和の三大台風) 
戦後日本を襲った台風被害のなかで、特に被害が甚大であり、犠牲者を3.000名以上だした台風として、「伊勢湾台風」、「室戸台風」、「枕崎台風」
の3つがあり、これらを合わせて「昭和の三大台風」とい呼ばれています。
風水害を考える場合は忘れてはならない台風となります。
  伊勢湾台風 (最低気圧895 hPa  最高風速165 knot) 
  昭和34年9月末に発生した「超」大型の猛烈な台風。愛知県・三重県に
  甚大な被害を出したこの台風は、「伊勢湾台風」と呼ばれている。
  この「超」大型台風は勢力を保ちながら北上。
  伊勢湾周辺では最大風速が40m以上の暴風となり、記録的な高潮が
  発生した。(名古屋港で3.89m、伊勢湾で最高3.5m)

  広い範囲で200m以上の大雨となり、愛知県では高潮・暴風・大雨等に
  より他に類をみない大災害となった。死者は台風被害としては未曾有
  の多さとなる4.697名。
  経済的被害は破格の規模となり、明治維新以来最大の被害を出した
  台風で、昭和の三大台風の中でも最悪の被害をもたらした。
  伊勢湾台風での犠牲者数は、1995年の阪神・淡路大震災が発生する
  まで、戦後の自然災害で最多のものであった。

  災害対策を定めた「災害対策基本法」は、この伊勢湾台風を教訓とし
  て成立している。  
   室戸台風  (最低気圧910 hPa  最大瞬間風速60m/s) 
  戦前となる昭和9年9月21日に西日本を中心に大きな被害を及ぼした
  台風であり、「関西風水害」の名でも呼ばれている。
  高知県室戸岬付近に上陸したことから「室戸台風」と命名。

  人的被害は、死者2,702人、不明334人、負傷者14,994人、家屋の全半
  壊・一部損壊92,740棟、床上・床下浸水401,157棟等の被害を出した。

  高知県室戸岬付近に上陸した時の気圧は「911.6ミリバール」。
  これは日本の台風観測史上記録的な数値となっており、いまだに破ら
  れてはいない。(台風統計は昭和26年からのため参考記録の扱い)
  強風による建物倒壊、大阪湾岸での高潮など大きな被害を出す。


  高潮も甚大で、大阪港では30分の間に2mを超える海水の流入があり
  地盤沈下の影響による滞留した内水と、押し寄せてくる海水の影響で、
  大坂城付近まで湛水。あまりの急な水位の上昇に避難が間に合わず、
  大阪湾一帯で推定1.900名以上の溺死者を出す。

  室戸台風の経験から、建築基準法では2000年(平成12年)に改正され
  るまで、建物の「耐風性」を最大瞬間風速61mに耐えられるように定め
  られていた。
  枕崎台風 (最低気圧895 hPa  最高風速165 knot)
  昭和20年9月17日、鹿児島県川辺郡枕崎付近に上陸し、日本を縦断
  した台風。おりしも昭和20年は広島の原爆投下されたとしてもであり、
  原爆の惨禍に追い打ちをかけた。

  昭和の三大台風のひとつに数えられ、被害者の内訳は死者2,473人、
  行方不明者1,283人、負傷者2,452人。
  終戦直後のことであり、気象情報が少なく防災体制も不十分であった
  ため、各地で大きな被害が発生
  特に広島県では死者・行方不明者合わせて2,000人を超えるなど被害
  は甚大であり、原爆の惨禍に追い打ちをかけた。
 
  枕崎市上陸時の気圧は916.1hPaとされている。(台風統計は昭和26年
  からのため参考記録の扱い)
  風も強く最大風速40.0m/s、最大瞬間風速62.7m/sを記録。宮崎県の
  細島灯台では最大風速51.3m/s、最大瞬間風速75.5m/sを記録した。

  広島県内の被害は深刻で建物の崩壊や土石流が頻発。市内だけで
  1,156人が死亡している。また陸軍病院が土石流の直撃を受け、複数
  の病棟などが全壊。 医療従事者、治療中の被爆者、京都帝国大学
  の調査関係者などを合わせて100名以上が犠牲になった。

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 3.ゼロメートル地域の現実
江戸川区で生活する上で忘れてならないこととして、私たちの生活している地盤はとても低いところにあるということです。一般的には「ゼロメートル地帯」と呼ばれ、江戸川区の約7割が該当してしまいます。
  「江東デルタ地帯」

荒川流域一帯、また荒川・隅田川に囲まれた墨田区・江東区・江戸川区は東京湾の平均海面より低いエリアで「江東デルタ地帯」とも呼ばれています。

これの地域では、明治以降産業革命を推進する上で欠かせない工業地帯に転ずる格好の条件をそろえていました。
広い土地があり、交通網(道路・水路)が整っている。さらに中心都市に接しており、豊富な労働力がある。
この地域には多くの工場が立ち並び、産業発展に向け国を支えてきました。

しかし工業用水源として地下水を多量に汲み上げしまい、地盤沈下を誘発。
昭和36年には沈下現象が最も大きく、工業用の井戸の新設が規制されましたが、その後も地盤沈下は進み、現在のすり鉢状の地形となってしまいました。
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 4.風水害に対する江戸川区の課題
  ここでは、風水害に対して江戸川区はどのようなこと課題にしているのか
  確認してみます。
  江戸川区は、区内の約7割がゼロメートル地帯であり、その擂り鉢状の
  低地は、上流部を含めて堤防が一旦破堤すると、壊滅的な被害を被る。
 ○江戸川区は、地形分類上、東京低地に属し、利根川・江戸川
  および荒川の氾濫区域の最下流の都市である。
  
 ○江戸川区は、かつて地盤沈下も進行したため、区内の約7割
  がゼロメートル地帯になり、風水害による浸水被害を受け易く、
  その浸水は長期間にわたる。

 ○江戸川区と地形的に類似しているニューオリンズは、予想を
  上回る豪雨をもたらしたハリケーン「カトリーナ」により、脆弱な
  堤防が破壊され、壊滅的な被害を被った。 
  異常気象や地球温暖化による海面上昇で、これまでの予測を上回る、
  計画高水流量を超える超過洪水や、異常潮位による高潮が発生する
  ことが現実的になってきている。
 ○近年の異常気象や地球温暖化による海面上昇により、これ
  までの予測を上回る洪水や高潮が、今後頻繁に発生すること
  が現実的になってきている。(IPCCでは、地球温暖化による
  海面上昇は2100年に最大88cm上昇すると予測している)

 ○国内においても各地で予測を上まわる大水害が、近年頻繁
  に発生している。(福井、新潟、兵庫県豊岡などでは、2004年
  にこれまでの予測を上回る豪雨により大水害が発生等)  
  江戸川区は、関東大震災級の地震時において、「液状化」が発生する
  可能性が高く、河川沿いの低地部は甚大な被害が予想される。
 ○江戸川区では、関東大震災級(M7.9程度・震度6)の地震が
  発生すると地盤の液状化する地域が河川沿川を中心に多く
  広がっている。
  (阪神・淡路大震災では、淀川の堤防が破壊等)  
  江戸川区は、大水害になると、避難する高台がなく、特に、急に押し寄
  せる異常潮位の高潮の場合は、いち早く避難できる緊急の避難場所
  がない。
 ○江戸川区は、震災や大火に対応する広域避難場所が河川
  敷を中心に指定されているが、水害になるとその避難場所は
  使用できない

 ○江戸川区は、大水害になると一部の地域以外避難する高台
  がない。水害に対応できる広域避難場所は、「亀戸・大島・小
  松川地区の一部」と、「江戸川南部一帯」の2箇所しかない。
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